今日から日曜納品の仕事が減ったので昼食をとりながらwowowドラマ『北斗』を一気見してしまった💧
昼休憩4時間って感じです。
wowowドラマは余計な演出があまりないから、見終わった時、小説を読んでたような感覚になる。
で、この『北斗』ですが、なかなか重かったです。
ここからはネタバレ含みます。
最初の方は、父親の虐待がひどすぎて見てらんなかった。
なぜお母さんは子どもを連れて逃げ出さないんだろうかと思ってたら、お母さんが依存体質というか、Mというか、ちょっとおかしな人だったんですね。
里親の宮本信子さんはいい人だった。
けど、まあ、世の中まだまだいるんだろうね。
ああいう霊感商法まがいのものにひっかかる人。
病気になると、藁にも縋る気持ちになってしまうのかな。
癌宣告を受けて、「癌が治る」という水を勧められるがままに買い始めるんです。
結果、治るわけもなく亡くなるわけですが、里子の北斗がその復讐で殺人を犯すという、めっちゃ端折るとそんな感じの話なんですが、このドラマの見せ場は裁判なんですね。
弁護士(松尾スズキ)が死刑反対派の人で、結論から言うと、検察も裁判員も死刑を求刑するだろうと言う裁判で、見事に無期懲役を勝ち取るのですが、私も死刑は反対派ですね。
殺人を犯したことを「いけない」「ダメだ」と言いつつ死刑ってのが矛盾してると思うので。
それに、死んだらそこで終わりじゃないですか。それ罪滅ぼしにもならないでしょ。ズルいでしょ。
人間、生きてくことが最大の試練なんだから、生かしておく方が罰になるんじゃないのかな。
しかし、北斗役の中山優馬くん、素晴らしかった。泣けました。
あと、被害者遺族役の山田安奈ちゃん。この子好きなのよねー。
安奈ちゃんのセリフで、
「犯人には死刑を望んでましたが、おばあちゃんと話しててわからなくなってきました。おばあちゃんに、もうこれ以上人が死ぬのはいやだ…と言われて」
(めっちゃうろ覚えです)
みたいなのがあって、これが一番刺さったかな。このドラマで。
被害者側になれば、犯人にも同じ思いを…って思うのはわかるんですが、それが『死』となるとちょっと違うかなって。
もう一人の被害者の遺族が、無期懲役の判決を聞いて「これで済むと思うなよっ」とか言うんですが、たとえ殺人犯に対してでも殺意を持ってしまったら、その時点で殺人犯と同じ側になってしまう気がする。
いやぁ、難しいですね。
とにかく重たい内容でしたが、北斗の実の母親が、再婚して子供を身ごもってたのが、またこれも重たかった。
というか、人間てバカよねって感じでした。
北斗の母親としては最悪だったのに。
ここの部分は、同じくwowowドラマの『悪党~加害者追跡調査~』でも似たような感覚持ったなーって思った。
以下、悪党のネタバレ軽く含みます。
子ども家に置き去りにして、下の子を死なせてしまった母親が、やはり再婚相手との子供を身ごもってて、その調査を依頼してた長男が母親に
「つばさ(死んでしまった子)だと思ってその子育てろ」
とか言うんですよね。たしか。
ちゃんと育ててもらえなかった子供側から見たら、やるせないですね。
「失敗したから、次の子で~」じゃねえよって。
そんなつもりではないんでしょうけど。
いやぁー
人間、深いですねー
wowowドラマも深いですねー
好きだけど、弱ってる時には見れないっす。
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